【一陸特 過去問解説】5分で解ける計算問題(パルスレーダー)【令和3年10月期 工学A(15)】

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令和3年10月期の過去問のうち、知っていればすぐに解ける計算問題をピックアップして解説していきます

今回は令和3年10月期 工学A(15)を解説していきます。

令和3年10月期の過去問および解答は下記からダウンロード可能です。

令和3年10月期

問題【令和3年10月期 工学A(15)】

パルスレーダーにおいて、パルス波が発射されてから、物標による反射波が受信されるまでの時間が35 [μs]であった。このときの物標までの距離の値として、最も近いものを下の番号から選べ。

  1. 10,500 [m]
  2. 5,250 [m]
  3. 3,500 [m]
  4. 2,625 [m]
  5. 2,100 [m]

ヒント

$$距離=速さ×時間$$

の公式を用います。

電波の伝搬速度は光速と等しく、そして「パルス波が発射されてから、物標による反射波が受信されるまでの時間」は「往復分の時間」となります。

あるぱか
あるぱか

「往復」であることに注意

非常に単純な問題ですが、ケアレスミスをしやすい問題です

解答

電波の伝搬速度は光速と等しいため、3.0×108 [m/s]となります。

また、問題文より【パルス波が発射されてから、物標による反射波が受信されるまでの時間が 35[μs]】であるため、【パルス波が発射されてから、物標による反射されるまでの時間】片道分となるため、35[μs]の半分である17.5[μs]となります。

よって距離Xは下記のように求められます。

$$X&=&(3.0×10^8)×(17.5×10^{−6})&=&52.5×10^2&=&5,250[m]$$

よって答えは【2】となります。

類題【令和3年10月期 工学B(15)】

あるぱか
あるぱか

反射から受信されるまでの数値が変化していますが、同様の解き方で解くことが可能です!

解答は【3】となります。

令和2年2月期にも同様の類題が出ているため、頻出問題です。

非常に簡単な問題なため、正解しておきたいところです!

※令和2年2月期の問題はこちら

※他の計算問題についても解説しております。下記をご参照願います。

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