同業他社からみたソフトバンク

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こんにちは、あるぱかです

先週、ソフトバンクのIPOが先週だいぶやらかしてしまいました

今回は株の話ではなく、同業他社としてソフトバンクと接している中で感じたことを書き留めていこうと思います

自己紹介

まずは私のことについて

現在、ソフトバンクとは同業他社の通信キャリア会社で働いています

ソフトバンクとは仕事柄多く接する機会があります

ソフトバンクについて

みなさんご存知のようにソフトバンクは「投資会社」です

通信会社ではないと捉えてください

ですので、そういった意味で「同業他社」という言葉はふさわしくないかもしれません

技術者がいない!?ソフトバンク

通信キャリア各社において、エンジニアは非常に重要です

「エンジニア」といっても大きく三種類に大別されます

①通信網を保守するエンジニア

現場作業に従事しているエンジニアです 故障であったり、災害時に対応する技術者となります

基本的に現在、通信キャリア各社は、協力会社等に外注している現実があります

現在、直営部隊を持っているのはNTTのみです

KDDIは若干名いますが、全国津々浦々に保守網を構築しているわけではありません。

ソフトバンクに至っては100%外注と言い切ってもいい状態です

協力会社が維持できているうちは良いですが、所謂「4K」の職場ですので

なかなか若者が入社してこずに保守網がズタズタになっている現状があります

オリンピックを控えて、建設会社各社が報酬を上乗せしたうえで人を集めていますから、

同じ外作業であれば建設に行く人が多いのもうなずけます

②研究・開発に従事するエンジニア

通信技術を研究・開発する人々です

横須賀(YRP)にあるドコモの研究所が有名です

KDDI研究所は規模自体は小さいものの、独自路線で面白い研究をしています

ソフトバンクに関しては基本的に「技術は外から買ってくる」スタイル

開発部隊については多少いるものの、研究については他二社と比べて非常に貧弱です

通信分野の学会にでてもNTT研究所が8割、KDDIが2割

ソフトバンクの技術者は見たことがないです

③通信網を計画・構築するエンジニア

こちらは基地局をどう配置するかを計画し、実際に工事を発注したり現場調査をしたり、また構築方針をたてたりするエンジニアです

こちらは各3社ともにエンジニアを多く配備しています

ソフトバンクは「つながりにくい」というイメージを払拭するために莫大なコストと稼働をかけて通信網を構築しました

しかし、その時は海外製の安い製品が主であり、ドコモ・KDDIのようにリスクヘッジが十分でなかったことが今回の大規模通信障害で分かりました。

全体を通じてですが、ソフトバンクのエンジニアのレベルは急激に下がっています

他会社であれば当たり前のように通じる話が通じなかったり、ほとんど派遣社員のみで仕事をまわしていたり(派遣さんについてはNTTもKDDIも似たようなものですが)

配置換えによる影響なのか、昔の日本テレコム時代の人々がいなくなってしまったので、そこは定かではないですが、通信会社とは言えないレベルにまできています

ソフトバンクの今後について

投資家としての目線

今回新規上場した「ソフトバンク」に投資するのであれば親会社のソフトバンクグループに投資したほうがリターンが高いと考えています

私は個人的にあまりソフトバンクが好きではないので投資する予定はないですが・・・。

リスクとしては孫さんの影響が大きすぎて、孫さん以降のソフトバンクの未来があまり読めません

通信会社としてのソフトバンク

将来的に通信からは手を引くのではないかと考えています

今回、子会社上場により舞台は整いました

ファーウェイ問題や5Gに対応するための膨大なコストなどを捉えると通信からてをすぐにひいてもおかしくはありません

まとめ

ソフトバンクについて、同業他社として書いていきました

今回の上場により多くの個人株主が含み損を抱えることになり、

株の舞台から撤退する人も多くいるでしょう

投資家を増やし、預金から投資を促す流れを作るうえで、今回のソフトバンクがこけてしまったことの意味は計り知れないほど大きいです

今回で含む損を抱えてしまっても株式の売買には抵抗を覚えずにいてほしいと願っています

※投資については個人の責任でお願いします

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