【一陸特 過去問解説】5分で解ける計算問題(電波の見通し距離)【令和4年2月期 工学A(20)】

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令和4年2月期の過去問のうち、知っていればすぐに解ける計算問題をピックアップして解説していきます

今回は令和4年2月期 工学A(20)を解説していきます。

令和4年2月期の過去問および解答は下記からダウンロード可能です。

令和4年2月期

※他計算問題の解説/合格記/おすすめ参考書情報などはこちらにまとめています

問題【令和4年2月期 工学A(20)】

送信アンテナの地上高を144[m]、受信アンテナの地上高を16[m]としたとき、送受信アンテナ間の電波の見通し距離の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、大地は球面とし、標準待機における電波の屈折を考慮するものとする。

  1. 44[km]
  2. 50[km]
  3. 57[km]
  4. 61[km]
  5. 65[km]

ヒント

互いが見通せる距離の範囲dは、下記の様に算出できることが知られています。

大地は球面とし、標準待機における電波の屈折を考慮する場合

\begin{eqnarray} d≃4.12 (\sqrt{h_1}+\sqrt{h_2}) \end{eqnarray}

あるぱか
あるぱか

公式を覚えていればすぐに回答できる問題となりますので、必ず覚えましょう

解答

\begin{eqnarray} d&≃&4.12 (\sqrt{h_1}+\sqrt{h_2})&=& 4.12 (\sqrt{144}+\sqrt{16})&=&4.12×(12+4)&≃&65[km] \end{eqnarray}

よって答えは【5】です。

類題【令和4年2月期 工学B(20)】

送信アンテナの地上高を121[m]、受信アンテナの地上高を1[m]としたとき、送受信アンテナ間の電波の見通し距離の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、大地は球面とし、標準待機における電波の屈折を考慮するものとする。

  1. 31[km]
  2. 33[km]
  3. 36[km]
  4. 42[km]
  5. 49[km]

解答

\begin{eqnarray} d&≃&4.12 (\sqrt{h_1}+\sqrt{h_2})&=& 4.12 (\sqrt{121}+\sqrt{1}) &=&4.12×(11+1)&≃&49[km] \end{eqnarray}

よって回答は【5】となります。

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