【一陸特 過去問解説】5分で解ける計算問題(電圧増幅度)【令和2年2月期 工学A(7)】

スポンサーリンク

令和2年2月期の過去問のうち、知っていればすぐに解ける計算問題をピックアップして解説していきます

今回は令和2年2月期 工学A(7)を解説していきます。

令和3年2月期の過去問および解答は下記からダウンロード可能です。

R2年2月期過去問

問題【令和2年2月期 工学A(7)】

図に示す負帰還増幅回路例の電圧増幅度の値として、最も近いものを下の番号から選べ。

ただし、帰還をかけないときの電圧増幅度Aを200、帰還率βを0.1とする。

  1. 3.5
  2. 5.0
  3. 9.5
  4. 20.0
  5. 40.0

ヒント

負帰還増幅回路の利得(増幅率)の公式は下記で示すことができます。

$$\begin{eqnarray}\frac{V_out}{V_in}&=&\frac{A}{1+A\beta}\end{eqnarray}$$

解答

上記の負帰還増幅回路の利得(増幅率)の公式に各数値を代入すると

$$\begin{eqnarray}\frac{V_out}{V_in}&=&\frac{A}{1+A\beta}&=&\frac{200}{1+200×0.1}&=&\frac{200}{21}\approx9.5\end{eqnarray}$$

よって答えは【3】です

あるぱか
あるぱか

余裕のある方は「負帰還増幅回路の利得(増幅率)」の導入方法を覚えておくとよいでしょう そこまで難しい公式ではないので、公式丸暗記も一つの手法です。

類題【令和2年2月期 工学B(7)】

答えは【2】です。

あるぱか
あるぱか

公式を覚えていけば簡単な計算問題で答えを導くことができるので、正解したい問題です。

※ほかの計算問題についても解説しております。こちらに記事をまとめています。


コメント